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出光興産株式会社
カルカーボ®
排ガス中のCO2を固定化した合成炭酸カルシウム
製品・サービス特長


「カルカーボⓇ」は、ボイラー排ガス中のCO2と、電柱や基礎杭等コンクリート製品製造工場で発生するコンクリートスラッジに含まれるカルシウムを合成するカーボンリサイクル技術で製造します。舗装材にはおよそ1トンの「カルカーボⓇ」を使用し、約200㎏のCO2を道路に固定化しました。
一般的なアスファルトには、天然炭酸カルシウムを細かく砕いたものが使われています。出光が実現したのは、カルシウムを多量に含む産業廃棄物に、排ガスから出たCO2を炭酸塩として閉じ込めた「合成炭酸カルシウム」を、天然炭酸カルシウムと置き換えてアスファルト舗装の材料として活用するというもの。
日本国内でアスファルト舗装に使われる材料は、年間で約4,000万t。そのうちの約3%にあたる120万tに炭酸カルシウムが使われています。炭酸カルシウムの成分の約40%がCO2なので、すべてを合成炭酸カルシウムに置き換えることができれば、年間約50万tものCO2をアスファルト舗装に活用できることになります。
実績
茨城県鹿嶋市の市道
通常、アスファルト舗装材は、アスファルト、粗骨材、細骨材及びフィラー(混和剤/微粉末充填剤)を混合して構成されます。フィラーとして使用する粉砕石灰石(天然炭酸カルシウム)の代わりに「カルカーボⓇ」を使用することで、道路へのCO2固定化と廃棄物の有効活用を実現します。
今回は「カルカーボⓇ」の性能検証を目的に、鹿嶋市の市道0201号線(鹿嶋市長栖187937 地先)において施工を実施しました。老朽化してひび割れや凹凸が見られる一部区間約400m2 のうち、約 200m2を「カルカーボⓇ」を配合したアスファルト舗装材で施工しました。

本商材の提供元:
出光興産株式会社
東京都千代田区大手町一丁目2番1号
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